PHOTONEXTは、報道・出版に関わるプロカメラマンや写真館、ブライダル関連、メーカーや商社など国内のあらゆるフォトビジネスに関わるプロフェッショナルが集まる国内唯一で最大規模のフォトイベントです。 2016年からパシフィコ横浜で開催され、年々規模が拡大し盛大に開催されているフォトビジネス業界を代表するイベントとなります。 写真業界も、コロナの影響を受け、現場の中止が相次いだり、撮影環境の変更や改善が余儀なくされたり、とプロカメラマンや関係者の苦悩が続きました。 その中でも、新しいフォトサービスや商品開発に奔走し続ける業界の同志たちが集い、これから先10年それ以降を見据えた情報交換や新技術の発信などの場を求める声は多くあったため、規模を縮小して開催することとしました。縮小規模とはなったものの、セミナー数や新規出展社数はコロナ前と比べても引けを取らず、開催することの意義を実感しました。

2つのステージを中心に、34本のセミナープログラムを開催。コロナ以前の開催時は43本でしたが、感染症対策の制限などがある中で30本を超えるセミナーの実施は参加者に充実したプログラムを提供。 セミナーの一部はオンラインでも配信され、コロナの影響で参加することが難しかった参加者も視聴することができました。 近年では女性フォトグラファーの参加者が多くみられることから、女性のフォトスタジオ経営者のセミナーや、パネルセッションなど、女性視点でのプログラムも好評でした。 会場内のギャラリーブースも新企画が並びました。 例年人気だった、プロ向けのウェディングフォトコンテスト「ウェディングフォト・アワード」はコロナ禍によるウェディング業界の影響で中止。代わりに国際コンペ受賞者作品展や、キッズフォト展示などバラエティに富んだ展示を企画し、見応えのあるギャラリー展示となりました。 出展小間数は以前より減りましたが、「新しい商材を実際に手にしたい」「出展社と情報交換をしたい」と参加者の来場目的意識が高かったため、出展社、来場者共に充実した商談ができたという声が上がり、開催の充実度がとても高いものとなりました。

2年ぶりの開催ということもあり、現地来場者が多いと見込まれていたため、感染症対策を徹底して行いました。 2日間で5,000人を超えた来場者、出展社やイベント関係者に安心して参加してもらうために、公式サイトや開催案内パンフレット、会場内のサイン看板で予防対策を呼びかけました。 全参加者へマスク着用の徹底はもちろんのこと、イベント会場や展示会での一般的なガイドラインに従い、会場の換気対策や、セミナー会場での座席間隔の確保、受付など列の発生が予想できる場所にはソーシャルディスタンスを徹底しました。 現地では、万が一に備えて救護室の準備や保健所への連絡など想定できるものは全て対応できるよう準備しました。幸いにも発熱者の発生や前述のようなケースは発生せず、無事に会期を終える事ができました。 次回は2022年6月7日(火)、8日(水)にパシフィコ横浜にて開催が予定されています。 様々な経験を超えて、更に充実したPHOTONEXT 2022に今から期待が高まります。

こちらの「PHOTONEXT 2021」は、横浜観光コンベンション・ビューローが「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度を活用し、開催支援を行いました。 開催規模の縮小や協賛企業の減少などでリアル開催に慎重になっている方々が多い中、主催者様にはこの助成金を活用いただき、横浜での展示会開催を安心して行えるよう、さまざまな支援メニューをご用意しています。展示会やビジネスイベントの開催についてご検討・お悩みの主催者様はお気軽に当財団までご相談・お問い合わせください。

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