大学のキャンパスと世界を繋いで開催された医用工学の国際シンポジウム

「第16回桐蔭医用工学国際シンポジウム2021」が2021年11月12日(金)と13日(土)の2日間、桐蔭横浜大学(横浜市青葉区)のキャンパスで開催されました。現地とオンラインでのハイブリッド形式で開催され、海外からの参加者3人を含む232人が参加しました。

会場は桐蔭横浜大学キャンパス内の中央棟の各フロアを利用し、メイン会場では45の演題のセッションやプレゼンテーション、各教室では学生によるポスター、口頭による発表が行われました。

医療現場と研究現場の最前線から様々な情報交換を実施

「桐蔭医用工学国際シンポジウム」は、同大学の医用工学部を中心とした研究成果を国際的に発信し、情報交換の場として活用されている国際学会で2006年から開催されています。

今年は、アメリカ、インドネシア、インド、日本の4カ国から専門家を特別講師として招聘。本来であれば現地に研究者や学生を迎え、交流予定でしたが、完全オンライン開催となった2020年開催に引き続き、オンラインでの特別講演となりました。(アメリカは時差の関係で事前収録を上映、質問はチャットで受け付け、後日回答)

学内主催の学会で経験を積み、さらなる国際舞台へ飛躍を

「桐蔭医用工学国際シンポジウム」では、同大学の大学院生が発表することが必修となっており、当日は6人の博士課程の学生が英語での口頭発表に挑み、更には附属する桐蔭学園高等学校及び中等教育学校後期課程の生徒も15人程度参加。

若い世代に国際学会の現場を体験してもらうことで、パシフィコ横浜などで開催されている関連学会への興味が高まり、積極的な参加を促すことで、医用工学分野と教育現場の有用的な繋がりの創出を目指しています。

[後記]

「第16回桐蔭医用工学国際シンポジウム2021」は、横浜観光コンベンション・ビューローが「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度を活用し、開催支援を行いました。

ハイブリッド開催の実施で主催側は会場設営に関わる費用の負担や開催実現に向けての課題が増えてしまうため、当財団では、主催者の負担や経費が増加するという課題に対して、助成金を活用いただき、横浜での学術大会の開催を安心して行えるようさまざまな支援を行っております。

  • 催事名称 第16回桐蔭医用工学国際シンポジウム2021
  • 会期 2021年11月12日(金)、13日(土)
  • 場所 桐蔭横浜大学
  • 主催者名 桐蔭横浜大学大学院 工学研究科