サステナブルな都市、横浜
きれいな空気や水、そして緑豊かな街、横浜は世界有数の緑あふれるスマートシティを目指します。
移動手段
多様な施設が集中している横浜市中心部は、横浜駅周辺やパシフィコ横浜周辺間などの相互接続性が高く、様々な環境にやさしい交通手段が利用できます。
徒歩で回れる街:ホテルやショッピングモール、レストランのほか、たくさんのエンターテインメント施設がパシフィコ横浜の徒歩圏内にあります。
自転車の街:パシフィコ横浜周辺にはシェアサイクル・サービスが整っています。横浜市内中心部には86カ所のサイクルポートが点在しており、800台の自転車のレンタル・返却ができます。
水上バス(シーバス)の街:横浜駅周辺とパシフィコ横浜周辺や近隣の公園をつなぐ水上バスを運行しています。シーバスは30分ごとに運航しています。
環境に配慮した開催地
日本有数の大型MICE施設であるパシフィコ横浜は、施設内で排出される廃棄物の100%リサイクル達成に向けた取り組みを推進しています。現在、パシフィコ横浜では、MICE施設のなかでも世界トップレベルの水準となる約90%のリサイクル率を達成しています。
パシフィコ横浜では、分別用のゴミ箱にわかりやすいイラストを表示しているほか、ゴミ処理のプロセスを説明したパネルも設置しています。さらに希望する主催者にはリサイクル率や増減量を把握できる廃棄物レポートを提出するなど、利用者にわかりやすく情報を提供し、ゴミを削減しています。
また、パシフィコ横浜で排出された産業廃棄物を焼却することで生み出された電力と、施設内で排出される食品廃棄物のメタン発酵によってバイオマス発電した電力を、隣接する臨港パークの電力として供給しています。このように電力の再利用を測り、循環型経済を作っています。
クリーンエネルギー
パシフィコ横浜周辺のみなとみらいエリアは、地域冷暖房システムを使っています。これは地域施設の熱負荷のバランスを取り、エネルギー消費量を減らすようにデザインされています。パシフィコ横浜と桜木町駅をつなぐ「動く歩道」では、屋根と一体化させたソーラーパネルで太陽光発電を行い、動く歩道の動力や照明などに活用しています。
緑と花に彩られた都市開発
横浜では、全国に先駆けて緑や公園に関する多くの取り組みが行われてきました。日本で初めての西洋式公園である山手公園の開設、農地を都市の中の貴重なオープンスペースとして早くから位置付けるなど、緑や公園は都市の要素のひとつとして、重要な役割を果たしてきました。パシフィコ横浜周辺にも緑豊かなエリアが広がり、住民と来街者がともに楽しめる空間を作り上げています。
豊かな海洋資源を取り戻すための活動
横浜市は2009年からITU(国際トライアスロン連合)のワールドトライアスロンシリーズの開催地となっています。この世界的なスポーツイベントを契機に、横浜市は企業と提携し、海藻や貝、魚の保全や、海水の浄化といった取り組みを行い、海の生物多様性を守るための努力を続けています。
ユニークな発展
みなとみらいエリアは、大企業が本社やR&D拠点を構えており、イノベーションの中心地として発展しています。一方で、横浜の街は歴史的な価値や文化的な資源を保ち続けており、先進性と歴史・文化資源を合わせ持つ点がこのエリアの魅力を高めています。
さらに、横浜市観光協会は、連携企業や団体と共に、サステナビリティの問題に対する意識向上の一翼を担っていることも誇りとしています。