胎児と新生児の医療と向き合う「第40回 周産期シンポジウム」開催レポート
更新日:2022年4月14日
「日本周産期・新生児医学会 第40回 周産期学シンポジウム」が2022年1月14日(金)と15日(土)の2日間、パシフィコ横浜ノースにて開催されました。現地開催と会期後のオンデマンド配信を併用したハイブリッド形式で開催され、現地には172人、オンラインでは1,060人が参加しました。
同学会は産前と出生後の医療について研究する学会で、毎年1つのテーマを設けて産科や新生児科、麻酔科など関連する多くの領域の医師らが参加するシンポジウムです。
オンライン聴講者のニーズを受け、16のセッションを5日間オンデマンド配信
今回の「日本周産期・新生児医学会 第40回 周産期学シンポジウム」のテーマは「周産期医療における生育と成育の限界について考える」というテーマで、国内各地の病院や医療センターから最新の症例や研究成果の発表が2日間にわたって行われました。
ハイブリッド開催となった今年は、オンデマンドで5日間、16のセッションの配信を行いました。現地に参加することが難しい参加者からは、病院業務の合間の自分の都合に合わせてじっくり視聴ができるオンデマンド配信を希望する声が多く、そのニーズに応える形となりました。
学会参加者は、コロナの状況にかかわらず他の病院の取り組みや最新の研究情報を求めていて、適切なメッセージを届けられる形式で学会という非日常の場を提供することに意義があるとしています。
日々変わる感染症拡大状況をみながら、少しでも負担を軽減できる工夫を実施
今回の開催時期はオミクロン株の感染拡大の兆しが現れ始めた頃で、講演者や参加者が現地に集まることができるかなど年明けから直前まで状況を見ながら準備を進めることとなりました。
会場設営についても、直前まで施設と打ち合わせを重ね、搬入搬出の時間を短縮するなど調整し感染症対策を強化し、また会場設営にかかる費用面の負担を軽減するために、助成金を活用して開催を迎えました。 今学会のメインビジュアルには、みなとみらいのシンボルのひとつ帆船日本丸が起用されました。これには、人生の船出の意味が含まれています。
胎児や新生児を助ける医療を日々発展させていくことが、1人でも多くの人生の船出を創出するという想いが込められています。
[後記]
「日本周産期・新生児医学会 第40回 周産期学シンポジウム」は、横浜観光コンベンション・ビューローが「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度を活用し、開催支援を行いました。
ハイブリッド開催の実施で主催側は負担や課題が増えてしまうため、当財団では、主催者の負担や経費が増加するという課題に対して、助成金を活用いただき、横浜での学術大会の開催を安心して行えるようさまざまな支援を行っております。
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催事名称 日本周産期・新生児医学会 第40回 周産期学シンポジウム
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会期 2022年1月14日(金)、15日 (土)
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場所 パシフィコ横浜ノース
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主催者名 一般社団法人 日本周産期・新生児医学会