県内の19の大学と企業が連携した研究プログラムの表彰式が開催されました

「第17回 神奈川産学チャレンジプログラム 表彰式」が2021年12月15日(水)にパシフィコ横浜会議センターにて開催されました。

こちらは一般社団法人神奈川経済同友会が毎年実施している、産学連携による学生の人材育成を目的とした課題解決型研究プログラムで、今回の表彰式は、神奈川県内に拠点を持つ大学の学生が、同会会員企業の設定するテーマに対して約1年かけて提案研究した成果を表彰する晴れの舞台となりました。

「授賞式」から「双方向コミュニケーション」の場へ。コロナ禍だからこその進化

会場には395人(企業関係者80人、大学関係者47人、学生268人)が参加しました。感染症対策として各企業及び大学関係者からの参加人数の制限が設けられましたが、会場で企業担当者と学生ともに和やかな雰囲気となりました。

コロナ以前は、表彰式後の懇親会で企業と学生の交流がおこなわれていましたが、懇親会を控えた今回は、表彰式の演出や構成を一新しました。 学生と企業が同じテーブルに着席し、交流をはかりながら受賞の発表を聞いたり、プレゼンテーション中にリアクションやコメントを送ることができるスマートフォンコンテンツを提供したりしました。

発表、授与、写真撮影までの導線も予め徹底

表彰式では受賞者の発表からインタビューまで、一連の流れをすべて各テーブルにて行いました。これはステージまでの移動による会場内の行き来を少なくするために配慮されたもので、表彰状の授与も企業代表者から学生へ授与する形式でおこなわれました。

また、会場内では個人のカメラやスマートフォンでの写真撮影を禁止し、専属カメラマンによる撮影に限定するなど、会場内での混雑を防ぐためのオペレーションが徹底されました。

今回の開催では、開催形式を変更し随所に感染症対策に伴った制限は設けられたものの、開催後のアンケートでも参加者の満足度の高さを伺うことができました。懇親会を設けず授賞式そのものを工夫することで、参加者の満足度も高まり、産学間のコミュニケーションが活発にとられたことが成果に繋がり、次回の表彰式への指標となりました。

[後記]

「第17回 神奈川産学チャレンジプログラム 表彰式」は、横浜観光コンベンション・ビューローが「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度を活用し、開催支援を行いました。

主催者が例年実施している催事の開催形式を変更する必要が発生したり、感染症対策に伴った新たな課題や負担に対して当財団では、この助成金を活用いただき、横浜での各種団体の催事の開催を安心して行えるようさまざまな支援を行っております。

  • 催事名称 第17回 神奈川産学チャレンジプログラム 表彰式
  • 会期 2021年12月15日(水)
  • 場所 パシフィコ横浜 会議センター
  • 主催者名 一般社団法人 神奈川経済同友会