夏期休校中のキャンパスの教室をフル活用した「第21回情報科学技術フォーラム」開催レポート
更新日:2022年12月1日
「第21回 情報科学技術フォーラム」(以下FIT2022)が、2022年9月13日(火)から15日(木)の3日間にわたり慶應義塾大学 矢上キャンパス(横浜市港北区)にて現地開催とオンライン配信を併用したハイブリッド形式で開催されました。現地参加者は685人、オンラインでの参加者は1,496人、合計で2,181人が参加し盛況のうちに終了しました。
120以上の専門セッションが構内の教室を使用して開催された
「FIT2022」は、情報システムだけでなく、医療、文化、画像解析など情報処理に係るあらゆる研究発表と情報交換の場として年に1度開催されている学術会議です。
会場となった慶應義塾大学矢上キャンパスは、主に同大学の理工学部の3年生以上と大学院生が通うキャンパスで、3年生の講義が休みの期間を利用して集中的に教室を利用することができました。
期間中は、中規模の講堂は「イベント会場」として特別講演や表彰式などが行われ、100を越える多くの発表は22の教室を使用して大規模に開催されました。
慶應義塾大学では、2022年4月の新年度から、withコロナでの開かれたキャンパス運営を開始しており、同大学の医学部の専門家の知見も活かし、感染防止対策などを講じて対面授業が完全に再開されました。
その中での「FIT2022」の開催ということで、各地からの参加者は学内の感染症対策に従って検温や手指消毒、会場内での密集回避などスムーズに行うことができました。
参加者同士の交流も活発に行われた、理工学部情報工学科のラボツアー
会期中の9月14日と15日には、慶應義塾大学理工学部 情報工学科の6つの研究室をめぐる「ラボツアー」が企画されました。研究室を3グループに分け、30分程度で各研究室をまわり、実際の研究現場や、教授と学生らとの直接の交流を行いました。他の研究室の様子を伺い知ることができる機会は滅多にないため、参加者は研究内容はもちろんのこと、研究室に向かう大学構内の様子や研究棟の施設などから刺激を受け、現地でしか体験できないラボツアーは盛況に終了しました。
[後記]
「第21回 情報科学技術フォーラム」は、横浜観光コンベンション・ビューローが「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度を活用し、開催支援を行いました。横浜で安全・安心にMICE開催を行っていただけるよう、当財団では様々な支援を行っています。
詳しくは こちら。
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催事名称 第21回 情報科学技術フォーラム(FIT2022)
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会期 2022年9月13日(火)〜15日 (木)
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場所 慶應義塾大学 矢上キャンパス
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主催者名 一般社団法人 情報処理学会、一般社団法人電子情報通信学会