「日本放射線腫瘍学会第36回学術大会」開催レポート

「日本放射線腫瘍学会第36回学術大会」が、2023年11月30日(木)から12月2日(土)の3日間、パシフィコ横浜ノースにて開催されました。会場には2,700名の方が集まり盛会に終了しました。

神経多様性(ニューロダイバーシティ)な横浜を目指して

「日本放射線腫瘍学会第36回学術大会」のテーマは“威風凛然”。大会長を務められた茂松直之氏(慶應義塾大学医学部 放射線科学教室)は、がん治療の場に威厳があり凛とした振る舞いで臨めるようになるためには、十分な知識と多くの経験を積むことに加え、その裏側には自分を信じる確固たる信念が必要であり、そのような人材の育成を目指したいという想いが込められました。会場には老若男女問わず多数の参加者が来場し、大会用に制作されたコングレスバッグは、キャッチーなデザインで参加者からも好評でした。

きれいで使い勝手の良い会場

本大会を開催したパシフィコ横浜ノースは、近くに緑あふれる公園があり、海に面した会場で会議の合間にもリラックスできる環境が整っています。また、企業展示と講演会場が隣り合わせで開催が可能となり、参加者への負担も軽減できることから、非常に使い勝手のよい会場として選定されました。

がんを乗り越えるための市民公開講座を実施

会期の最終日には、“がんを乗り越える逆境力”というテーマで市民公開講座が実施され、会場には約90人が集まりました。講師に辻野佳代子氏(兵庫県立がんセンター放射線治療科)と夏目亜季氏(荒川区議会委員)をお招きし、子宮頸がんをどう乗り越えたかをご講演いただきました。

  • 催事名称 日本放射線腫瘍学会第36回学術大会
  • 会期 2023年11月20日(木)〜12月2日 (土)
  • 場所 パシフィコ横浜ノース
  • 主催者名 (大会事務局)慶應義塾大学医学部 放射線科学教室