「日本医療検査科学会第56回大会」開催レポート
更新日:2024年11月7日
「日本医療検査科学会第56回大会」が、2024年10月4日(金)~10月6日(日)の3日間、パシフィコ横浜会議センターにて開催されました。約3000名の参加者が来場し、本大会は大盛況の中終了しました。
第56回のテーマは「Knowledge, Heart and Humanity~知と愛と人と~」
大会長の橋口 照人先生(鹿児島大学病院 )は、本大会のテーマを「Knowledge, Heart and Humanity~知と愛と人と~」と定めました。「先進国の一つとして今、私たちに求められているのは、これまで積み重ねてきた『知』を世界の他の国々に向けて発信していくことや、次の世代につないでいくことだと考えています。その時に重要になるのが、『人』を思いやる『愛』だと思います。」と話されました。
トレンドを意識したサブテーマ
医療検査業界のトレンドや参加者がどんなことに興味を持っているのか、愛・思いやりの精神を次世代に繋げるということを意識した上で、「地域医療を支援する医療検査」や「超高齢化社会に向けた資料検査の役割」などのサブテーマをいくつか掲げており、これらのテーマに沿ってシンポジウムや教育講演の企画を立てられました。
また橋口先生は「サブテーマに共通することは『思いやりの精神』であり、『学び』が次世代に繋がるような大会にしたい」と話されました。
国際化:日本の技術を世界に広めていくこと
橋口先生は「現在携わっている医療や臨床検査は産官学の様々な先達の努力の積み重ねの上になりたっているものです。その知の結集を国内外に向けて発信し、次世代に繋げていく時期を迎えていると考えています」と話します。プログラムには海外からの招宴講演や国際交流シンポジウムを企画され、改めて世界に目を向けることを意識出来るような内容になっていました。会場には多数の海外からの参加者が来場され、日本の技術を世界にアピールする契機となりました。
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催事名称 日本医療検査科学会第56回大会
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会期 2024年10月4日(金)~10月6日(日)
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場所 パシフィコ横浜 会議センター
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主催者名 (大会事務局)鹿児島大学病院 検査部