新旧のイルミネーション:冬のイベントシーズンに新しい視点から横浜を眺める
更新日:2024年12月19日
19世紀、日本で最初の本格的な開港地となった横浜。日本の玄関口であると同時に世界への窓口でもあったこの街は、多様な文化や思想、体験が複雑に絡み合う街へと成長しました。代々受け継がれてきた人々の絆は、時を経るにつれて深まりを見せており、冬のイルミネーションイベントで、それを強く感じることができます。一年の終わりが近づき、日が短くなるにつれて、日本第二の人口を誇る都市・横浜は、色とりどりの華やかなイルミネーションで彩られ、たくさんの人で賑わいます。この、光であふれ、街が色づく季節に会議やイベント等の開催を検討されている方は、ぜひYCVBにお問い合わせください。
横浜「ヨルノヨ」のすばらしいテクノロジー
イルミネーションイベント「ヨルノヨ」には、横浜の魅力が凝縮されています。最新テクノロジーやアートの精神、そして海洋文化を融合させたインスタレーションによって、日本で最もエキサイティングな都市のひとつである横浜で、忘れられない体験ができます。このイベントは年を追うごとに規模を拡大し、より魅力的なものとなっています。
2020年、横浜に100年続くレガシーを創出するというミッションのもとに「ヨルノヨ」はスタートしました。それから年月を重ね、年末から年始にかけて横浜の夜を照らす光の祭典へと成長しました。色とりどりのイルミネーションは、いまや横浜の街に欠かせない楽しみとなり、100年以上続けるという目標に向けて着実な歩みを見せています。六角形のイベントロゴにも意味があります。ひとつの角の内角は120度で、これはちょうど大さん橋からみなとみらいを一望したときの角度と一致します。言い換えると、このエリアの無限の可能性を象徴しているとも言えます。
イベントのテーマは毎年変わりますが、核となる部分には人と人とのつながりや、横浜の遺産などをテーマに据えています。歴史的建造物や樹木、花々など、この街に暮らす人々を見守り続けてきたものが、光のインスタレーションのキャンバスとなります。それは街の始まりを思い起こさせ、また、街の未来を想像させてくれるものでもあります。
2024年の見どころは、大さん橋埠頭を照らす壮大なクジラのライトプロジェクションや、海沿いの山下公園を彩るスターツリーのイルミネーションです。
伝統とモダンが融合:横浜赤レンガ倉庫のイルミネーションイベント
横浜屈指の観光スポットのひとつである「横浜赤レンガ倉庫」は、1920年代初頭、海運業の保税倉庫として使用されていたものです。現在、横浜のウォーターフロントの風景を引き立てているドイツ風の赤レンガ倉庫内にはショップやレストランが軒を連ね、その2つの建物では年間を通して様々なイベントが開催されています。特にイルミネーションが開催される冬には、多くの人で賑わいます。
毎年12月になると、赤レンガ倉庫のあちこちに様々な光のオブジェが設置され、エリア一帯が幻想的な光の森へと姿を変えます。2024年には15周年となる「Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫」が開催されました。星をテーマにした光のインスタレーションやヨーロッパ風のクリスマス・オーナメントにより、横浜に居ながらにしてドイツの村に迷い込んだかのような魅力的な空間へと来場者を誘いました。
しかしながら、横浜赤レンガ倉庫のクリスマスマーケットでは、クリスマスの伝統のひとつ、サンタのいたずらっこリストに載っている人への石炭プレゼントはありません。このイベントでは発電機の代替燃料としてGTL(液化ガス)を使用するなど、長期的な持続可能性に関するさまざまな取り組みを行っています。調査によると、GTLは従来の軽油に比べて二酸化炭素排出量を8%以上削減できるといいます。これも、イベントの主催者がサンタのいたずらっこリストに載らない理由のひとつといえそうです。
光の街、横浜
この記事で紹介したエリアの詳細については、横浜観光情報の公式サイトをご覧ください。
https://www.yokohamajapan.com/
当記事で紹介した各会場の公式ウェブサイトもご確認ください。
ヨルノヨ: https://yorunoyo.yokohama/
パシフィコ横浜ウィンターイルミネーション: https://www.PACIFICO.co.jp/event/illumination
ヨコハマミライト: https://ymm21-illumination.jp/
Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫:
https://www.yokohama-akarenga.jp/christmas/