第24回日本アディクション看護学会学術集会開催レポート

第24回日本アディクション看護学会学術集会が8月29日(土)~30日(日)の2日間、湘南医療大学東戸塚キャンパスで開催され、依存症に関する市民公開講座を含め、活発な議論が行われました。参加者数は約260名(人数確認)でした。大会長の片山典子先生(湘南医療大学大学院)に本会への思いや取組を伺いました。

創設25年目の学術集会

本学会では、第24回学術集会のテーマに「複雑化する依存症の未来の創生-回復のカタチ-」を掲げました。

学会創設当時から25年が経過し、社会環境の変化とともに、依存症の対象となる物質や行動、治療や支援のあり方も多様化しています。また、近年の研究では、幼少期の逆境体験が将来の依存症リスクに関係することが明らかになってきており、依存症の背景にあるさまざまな要因にも目を向ける必要があります。

本学術集会では、学会創設時の理念を振り返るとともに、複雑化する依存症の現状や課題を見つめ直し、一人ひとりに異なる「回復のカタチ」について考える機会とすることを目指しました。

市民公開講座『依存症の理解と回復までの道のり』

本大会では、市民の皆様に依存症への理解を深めていただくことを目的に、アルコール依存症と診断された経験を持つ山口達也氏を講師に迎え、市民公開講座が開催されました。開催にあたり、当財団のWEBサイトでも広報を行いました。

講座では、山口氏自身の経験を交えながら、アルコール依存症の怖さや、単なるお酒好きと依存症の境界を見極める難しさなどが語られ、依存症を身近な問題として考える機会となりました。

また、質疑応答では、医療従事者から「治療において、医療従事者のどのような接し方が嬉しかったか」との質問が寄せられ、山口氏は「同じ人間として対等に向き合ってくれたこと」との回答がありました。依存症からの回復を支えるうえで、当事者に寄り添い、対等な立場で向き合うことの大切さが伝えられました。

持続可能な取組として地産地消のお弁当を

本会では、環境に配慮した会議運営に取り組みました。

横浜の農協から仕入れた地元食材を使用したお弁当を提供し、地産地消を推進しました。お弁当は参加者からも「おいしい」と好評でした。また、参加者に配布するコングレスバッグには、環境に配慮したエコマーク認定商品を採用しました。

これらの取組には、当財団の「持続可能な横浜コンベンション開催支援助成金」が活用されました。当財団は、サステナブルな会議開催都市・横浜の実現に向けて、今後もサステナビリティに配慮した会議運営を支援していきます。

  • 催事名称 第24回日本アディクション看護学会学術集会
  • 会期 2026/8/29(土)~8/30 (日)
  • 場所 湘南医療大学 東戸塚キャンパス
  • 主催者名 日本アディクション看護学会