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比較グライコームの最先端に関する情報交換を、YOKOHAMAの観光ブランドを感じさせながら行った研究会

「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度を利用し、横浜観光コンベンション・ビューローが支援した「第23回 比較グライコーム研究会 2021横浜」が、2021年8月21日(土)に帆船日本丸訓練センター(横浜市西区)で開催されました。現地開催とライブ配信によるハイブリッド形式で行われ、31名(のべ人数)の会場出席者、約40名の日本と海外からのオンライン出席者が参加しました。

コロナ禍のMICE開催で工夫した点を、主催者である横浜市立大学理学部教授 大関泰裕さんにうかがいました。

若手、ベテラン、学生がフラットに対話するコミュニティづくりが糖鎖研究の裾野を広げ、高める

「比較グライコーム」とは、微生物からヒトまで、生物の持つ「糖鎖」の全貌を比較の視点から理解する生命科学の一分野です。本研究会(会員約80名)は2000年に発足し、毎年各地で行われ、2022年度には名古屋と岡山で開催予定です。

その学術研究のゴールは、「生物における糖鎖の重要性の解明」や、「糖鎖からみた生命の起源・進化・未来の理解」で、達成には先端の科学技術と共に、国や背景、世代の異なる研究者、企業人、学生、市民が、広く情報交換できるフラットな関係の研究コミュニティ(対話の場)づくりが大切です。コミュニティの活性化に、開催地の観光ブランドは大きな力となり、その重要性を感じています。(大関さん)

今回、海外からの演題を含む6つの講演が行われました。昨年開催したonlineシンポジウム「糖の起源と進化~宇宙 & 深海~」第21回比較グライコーム研究会 2020横浜では、若手研究者に研究会奨励賞が設けられ、受賞者に横浜の銘品が副賞として贈られ、今回の発表の機会も与えられました。その一人、横浜市立大学から博士号を得た鎌田健一さんは現在ベルギーへ研究留学中です。その講演では冒頭に現地での生活や研究環境が紹介され、その後の雰囲気を大いに和ませてくれました。

また、安心安全な観点から、他県から参加した者の起点地を記録し、会場の講演は演壇でなく、自席から前方を向いて発表する方式をとり、対面を避けました。

オンラインだからできる演出で、都市のブランドを研究会の一部へ取り込む

開始時刻が来ると、運営をサポートする横浜市立大学生 林 龍平さんがスマートフォンを持って会場の外へ向かいます。そして主催者の開会挨拶が終わると、突然画面は彼が映す みなとみらい21地区の風景へと切り替わりました。

短い時間でしたが、海のまち横浜の明るい日差しや帆船日本丸が世界の参加者へ中継され、開催都市YOKOHAMAのブランドと先端的な研究会とが一体となって発信されていることを感じさせました。

シーバスのクルーズで横浜の夜風を感じる交流会 ~withコロナ時代のアフターコンベンション~

研究会を終えると現地参加者は横浜駅東口のシーバス乗船場へ移動し、アフターコンベンション企画としてシーバス イルミネーションクルーズを楽しみました。

横浜の夜景を船上で観ながら、研究会のディスカッションの続きや共同研究の打ち合わせを行う、横浜ならではの交流会を行うことができました。

研究を発信し情報交換する目的で全国へ出かける研究者は、交流などで名所を観る機会が多く、中でも横浜は最も知られたコンベンション都市のひとつだと思います。だからこそこの研究会の記憶として、海から横浜を観て、夏の夜風を楽しみ、日頃経験しない海洋都市らしさを体験してもらいたいと思いました。(大関さん)

横浜駅と山下公園とを結ぶ水上バス「シーバス」は、客室内・デッキに十分な感染症対策が行なわれており、安心して利用できる観光アクティビティです。

毎週金土日曜日には、ナイトクルーズ(約1時間)を行っています。 乗船中は夜景や横浜の観光スポットが説明され、団体貸切利用も可能です。

コロナ禍での学会や研究会の開催には制約が増えましたが、「第23回比較グライコーム研究会 2021横浜」では、制約の中で出来ることを考え、人どうしの関係や学術研究の活性化に取り組む工夫が沢山行われていました。アイデアに富んだMICE開催の一例としてご紹介しました。

[後記]

「第23回 比較グライコーム研究会 2021横浜」は、横浜観光コンベンション・ビューローが「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度を活用し、開催支援を行いました。

従来は現地開催のみで行っていた学術会議をハイブリッド開催に移行することで、手配物が増えることがあります。当財団では、主催者の負担や課題に対して、助成金を活用いただき、横浜での学術集会の開催を安心して行えるようさまざまなご支援をおこなっています。

「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度についてはこらち

催事名称:第23回比較グライコーム研究会 2021 横浜

会期:2021年8月21日(土)

場所:帆船日本丸訓練センター

主催者名:比較グライコーム研究会 世話人会 (世話人 横浜市立大学 大関 泰裕) 共催:公立大学法人 横浜市立大学 後援:日本糖鎖科学コンソーシアム、日本糖質学会、海洋都市横浜うみ協議会、海洋研究開発機構JAMSTEC、 木原記念横浜生命科学振興財団、神奈川新聞社、ヨコハマ経済新聞

更新日時:03月08日17時10分