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「Back to Basics!」をテーマに掲げ、発展著しい遺伝医学の原点回帰を誓う

「日本人類遺伝学会第67回大会」が、2022年12月14日(水)から17日(土)の4日間にわたってパシフィコ横浜会議センターにて開催されました。遺伝学は、ヒトのゲノム研究や個体間での多様性等を研究し、生命に関わる全ての領域と大きく密接しており、産科婦人科・内科をはじめとする多くの分野の医者や研究者が携わっています。
現地開催、ライブ配信と会期終了後のオンデマンド配信でのハイブリッド形式で開催され、現地には海外8カ国からの参加者を含む1,570人が来場し、オンデマンド配信には1,595人が参加しました。

ヒトの多様性を長年研究している遺伝学会だからこそ、会場では多様性を体験できるブースを用意

「日本人類遺伝学会第67回大会」は、一般社団法人日本人類遺伝学会が主催する年に一度開催されている遺伝医学に関する学術大会です。遺伝医学では、親子などの遺伝子の縦の繋がりだけでなく、自分と違う他者との違いも受け入れるという多様性について長年研究している学術分野だからこそ、今回は来場者が多様性についての取り組みを体験できる「分身ロボットカフェ」を設けました。 「分身ロボットカフェ」は、病気や障害を抱え、外出が困難な人が分身ロボットを遠隔で操作してサービスを提供するカフェで、既に実店舗が東京日本橋にあり「新しい社会参加の実現」を目指しているカフェです。 着席した参加者を接客するのは各地に在住する「パイロット」と呼ばれるロボット操縦士。年齢や性別、抱えている病気など様々なパイロットが学会参加者にドリンクを提供したり、カフェの取り組みなどを紹介し、まるでその場で接客しているような楽しい時間を提供しました。

ドリンクコーナーには横浜市内の障がい者支援カフェから購入した菓子を設置

会場内のパネル展示コーナーに隣接したドリンクコーナーでは、社会福祉法人横浜市社会福祉協議会障害者支援センターが製作した「ハートメイド」というブランドのお菓子をまとめて購入し、参加者に配布しました。お菓子は連日好評で準備した商品は全てなくなり、「ハートメイド」の取り組みを紹介したパネルに参加者はじっくりと目を通していました。 大会長を務めた左合治彦氏(国立成育医療研究センター副院長/周産期・母性診療センター長/遺伝診療センター長)は、「このような大規模な学会には各地から多くの参加者が集まるので、参加者がもたらす経済効果はとても大きい。横浜で開催する学会だからこそ横浜市内の事業者、かつ障がい者支援事業が支援できるのならば学会として社会貢献の役目を果たせるのではないか」と話しました。

コロナ禍で断念した交流プログラムの代替えに、参加者が近隣で利用できるチケットを配布

今大会では、コロナの感染状況を鑑みて会長招宴や懇親会の実施を見送りました。その代わりに、招待予定だった参加者には近隣のホテルで利用できる商品券を配布しました。 ランチョンセミナーへ参加する予定だった参加者には「みなとみらい21共通飲食券」を配布し、パシフィコ横浜近隣の飲食店で利用するように促しました。事前に何人が参加するか予測がつきにくいランチョンセミナーで手配する弁当のフードロスを削減するという観点でも、共通飲食券を活用して良かったそうです。 参加者へ配布した経緯については、「参加者が学会後にまた横浜へ来訪するきっかけになれば」という大会長の想いがありました。数千人に及ぶ学会参加者が学会内での交流だけで完結するのではなく、学会の場を出て活動を行うことで、学会と開催施設や開催地との相乗効果が生まれ、街としてのMICE開催の価値向上を提唱した大会は4日間の会期を終えました。

[後記]

「日本人類遺伝学会第67回大会」は、横浜観光コンベンション・ビューローが「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度を活用し、開催支援を行いました。横浜で安全・安心にMICE開催を行っていただけるよう、当財団では様々な支援を行っています。 詳しくは こちら

催事名称:日本人類遺伝学会第67回大会

会期:2022年12月14日(水)〜17日 (土)

場所:パシフィコ横浜会議センター

主催者名:一般社団法人 日本人類遺伝学会

更新日時:01月20日16時21分