参加者と出展者の距離をより近く。 現地開催にこだわりながら新たな挑戦も成功した「画像センシング展 2021」

「画像センシング展2021」が2021年6月9日(水)から11日(金)の3日にわたってパシフィコ横浜 展示ホールDで開催され、3日間で4578人が来場しました。

今や日常生活にも溶け込み活用される画像処理技術。「画像センシング展 2021」は撮影から解析、画像処理、そしてセンシング技術と、システムからソフトウェアまで、画像・センシングに関わるあらゆるものが一堂に集まる国内屈指の専門展示商談会です。
特にコロナ禍において、非接触での画像処理、空間処理、遠隔技術など異業界からも、その技術の進歩、活用に期待と注目が集まっている分野でもあります。

オンライン開催という選択肢はなかった

「画像センシング展 2021」は、最新の技術動向や活用事例 をはじめ、業界内外を問わず技術強化に欠かせない情報発信の場としてはもちろん、求める人と技術、情報が集う場として、 オフラインで催行するというのは最も重要なポイントだったそうです。

現地で展示される機器や商材、何より最新技術は数値的な情報だけ にとどまらない可能性を持っています。オンライン上のスペックを 見るだけではなく、直接対話することで生まれる偶発性が大きな 商談のきっかけに結びつくからです。

現地開催を行うからには、関わる全ての参加者が安心して参加する対策を徹底することが必須です。 本展示会では、感染症対策を万全にして安全・安心な展示会の 開催を目指して主催者・出展者・来場者の協力のもと 現地開催されました。出展者・来場者・会場スタッフ全員に 会場での検温とマスク着用・手指消毒の徹底をお願いし、会場内各所に消毒液を設置、空調や扉の解放による換気の徹底を行い実施されました。

セミナー動画の配信、そして出展者向けの新たな支援企画の成功

セミナー会場でも同様に、感染症対策は万全に行われました。座席の間隔確保やセミナー聴講者の人数制限、セミナー終了時には講演会場や演台の消毒の徹底を行い3日間で21のセミナーを実施。カメラや画像検査システムをはじめAI、ディープラーニングなどの専門分野の講演はもちろんのこと、QoL(Quality of Life)をテーマとした講演などが実施されました。このセミナー動画は会期後、オンデマンド配信を行い、現地参加が叶わなかった業界関係者に好評だったそうです。 今回の開催においては、来場者が所属先などの規定によって現地への参加に迷うケースも伺えたため、出展者との距離を少しでも縮められるよう、会期終了後の商談機会の創出のための出展者向けメニューを企画。 当日の出展ブースを動画で撮影したものを、催事公式ホームページに掲載するサービスを初めて企画したそうです。出展企業の半数以上がこの企画に参画し、会期期間外に商談が行われたり、引き合いがあったという反響もあったとのこと。 コロナ禍においての展示会開催については、感染症対策や開催時の感染拡大状況も鑑みながらも当日の参加者をいかに集客するかという点も大切ですが、出展企業にどのように出展のメリットを提供できるか寄り添った企画提起も重要になってくるのではないでしょうか。往年の開催スタイルを踏襲しながらも、新たな満足度を創り出した「画像センシング展 2021」でした。

[後記]

「画像センシング展2021」は、横浜観光コンベンション・ビューローが「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度を活用し、開催支援を行いました。 オンライン開催では効果が見込めないが、コロナ禍におけるオフライン開催は敷居が高い、課題が多い、と開催にお悩みの主催者の皆様には、横浜での展示会開催を安心して行えるよう支援メニューをご用意しています。

 

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