骨董品・アンティーク業界を盛り上げる使命と共に。「横浜骨董ワールド2021」開催レポート
更新日:2022年1月17日
「第39回 横浜骨董ワールド2021」が2021年11月5日(金)から7日(日)の3日にわたってパシフィコ横浜 展示ホールCで開催され、3日間で1,584人が来場しました。
毎年、年に2回開催され、バイヤーや一般の骨董品ファンに親しまれてきた「横浜骨董ワールド」は、昨年は緊急事態宣言の影響もあり、1回のみの開催でしたが、2021年は4月の開催以来半年ぶりの開催となり、盛況に会期を終了しました。
横浜ならではの雰囲気が魅力。初日には入場列も
一般の骨董品ファンやアンティーク愛好家はもちろんのこと、プロのバイヤーも来場する「横浜骨董ワールド」。開催初日のオープン前には、「誰よりも早く逸品に出会いたい」と言わんばかりの入場列ができました。 開場前から集まり始めた来場者へソーシャルディスタンスを保った待機の誘導などを行いました。 コロナ禍での開催も既に3回目となるため、以前の経験からスタッフもスムーズに対応ができ、賑やかに展示会がスタートしました。 この「横浜骨董ワールド」は他の地域で開催されている骨董市イベントと違い、刀剣販売が許可されていたり、横浜らしい異国情緒漂うものが人気だったり、「横浜だから来場する」というファンも多いそうです。
規模に関わらず継続して開催していくことが、業界を盛り上げる原動力になる
一時期隆盛をみせた国内での「骨董ブーム」も少し落ち着いたものの、海外バイヤーからの関心の高さで販路が広く確保できていた骨董品業界でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大と重なり苦境に立たされてしまいました。 長年主催に携わってきた横浜骨董ワールド事務局の竹日忠芳さんは、昨年4月の開催を中止と決定した際に出展者や参加者から寄せられた声に耳を傾け、他に類を見ない価値ある商品と購入者を結びつける展示会の開催は止めてはいけない、と痛感したそうです。 骨董品業界や世情が変わっていく中でも、実際に商材に触れ出展者と会話をする機会を絶やさないよう、引き続きこのような骨董市イベントは開催していきたいとお話しされていました。
[後記]
「第39回 横浜骨董ワールド2021」は、横浜観光コンベンション・ビューローが「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度を活用し、開催支援を行いました。 コロナ禍での展示会商談会を開催するにあたり、出展企業数や来場者数の減少で開催実現へ課題や負担が増え、お困りの主催者の皆様に対し、横浜での展示会・商談会開催を安心して行えるよう支援メニューをご用意しています。
「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度についてはこちら
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催事名称 第39回 横浜骨董ワールド2021
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会期 2021年11月5日(金)~7日(日)
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場所 パシフィコ横浜展示ホール
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主催者名 株式会社 骨董市