30周年の節目を迎えた「日本乳癌学会学術総会」開催レポート
更新日:2022年8月3日
「第30回日本乳癌学会学術総会」が、2022年6月30日(木)から7月2日(土)の3日間、パシフィコ横浜ノースにて開催されました。現地開催とライブ配信・オンデマンド配信を併用したハイブリッド形式で開催され、参加者登録は約5,000人、現地来場者は2,400人(うち海外からの参加者3カ国10人)を超え、盛会裏に終了しました。海外招聘講師はアメリカ・ベルギー・韓国から9人が来日・登壇し、コロナ禍以降久しぶりとなる現地でのセッションが実現しました。
総会30周年を記念した展示は現地参加者の交流の場に
「日本乳癌学会」は、前身の乳癌研究会から発足した学会で、1993年9月に「第1回日本乳癌学会学術総会」が都内で開催されました。 30回目の開催となった今年は、学会開催前夜の6月29日(水)に横浜ベイホテル東急で「日本乳癌学会創立30周年記念式典」が開催され、学会と総会共に節目の年となりました。 総会ホームページでは30周年記念特設ページが開設され、歴代総会の会長からのコメント動画や歴代ポスターが掲載されました。歴代ポスターは3階の会場でも展示され、会場では過去の総会を懐かしみ歓談する学会員や、学会の歴史に刺激を受ける若手の学会員が集い、交流の場となりました。
昨年は完全オンライン開催だった「患者・市民参画プログラム」 今年は現地開催が実現
「第30回日本乳癌学会学術総会」では、患者・家族・市民へ乳がんに関する最新の情報を提供し、医師や専門家と共に乳がん診療の課題について議論しながら交流を図ることができる患者・市民参画プログラム、通称「BC-PAP(ビーシー・パップ:Breast Cancer Patients and Advocates Program)」を企画運営しました。今年こそは現地で直接交流をしたいという参加者の意見を受け、現地とオンラインでのハイブリッド開催が実現しました。 7月1日(金)には講演会やパネルディスカッション、そして夜にはオンライン交流会が開催されました。BC-PAP参加者は事前の申し込みで本大会の一部のセミナーに参加することもでき、会場4階に設けられたBC-PAPの参加者用のラウンジスペースでは、体験者や家族、支援者など様々な立場の参加者が日頃の情報交換や体験談で交流を行っていました。
[後記]
「第30回日本乳癌学会学術総会」は、横浜観光コンベンション・ビューローが行っている「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度を活用して開催されました。 横浜で安全・安心にMICE開催を行っていただけるよう、当財団では様々な支援を行っています。 詳しくは こちら。
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催事名称 第30回日本乳癌学会学術総会
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会期 2022年6月30日(木)〜7月2日 (土)
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場所 パシフィコ横浜ノース
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主催者名 一般社団法人 日本乳癌学会