日々の研究で進化する胆道分野の最新学術集会を、日々進化し変わり続ける横浜の街で。「第58回日本胆道学会学術集会」開催レポート

「第58回日本胆道学会学術集会」が、2022年10月13日(木)と14日(金)の2日間、パシフィコ横浜会議センターにて開催されました。現地での対面開催と会期後11月1日から12月26日迄のオンデマンド配信を併用したハイブリッド形式で実施され、現地には2日間合わせて850人(海外からの登壇者1人を含む)が参集し、オンデマンド配信を含め総勢1,636人が参加し、盛況のうちに終了しました。

現地開催をメインとする大会長の意図のもと、ライブ配信をなくし、映像配信は翌月からに設定

「日本胆道学会学術集会」はコロナ禍以降ハイブリッド形式で開催を継続してきましたが、今回の「第58回日本胆道学会学術集会」では現地での対面開催をメインとし、ライブ配信を無くして会期後のオンデマンド配信での開催としました。 そこには、大会長の良沢昭銘氏(埼玉医科大学国際医療センター 消化器内科 教授)をはじめとする主催者側の対面開催への想いが強く反映されました。セッションのライブ配信をなくすことで、現地に参集する参加者の期待値をあげ、さらに対面でこそ生まれる偶発的な議論や参加者同士の交流に期待をしての決断でした。 また、オンデマンド配信は、行動制限等でやむなく来場が叶わない場合や、現地で参加していても講演時間が重なって聴講できなかったセッションを視聴するため、また現地で参加したセッションの復習などで補佐的に活用してもらい、参加者には可能な限り現地で対面での情報交換や交流を促しました。

MICEでのコロナ対策はまた新たな段階へ

コロナ禍となって2年以上が過ぎ、ウイズコロナでの学会開催時のルールや基準などに変化がみられてきました。今回の「第58回日本胆道学会学術集会」では、登壇者へのマスク着用のルール策定が難しかったそうです。 シンポジウムやパネルセッションなど複数人が登壇する際は、ステージ上のレイアウトを工夫し登壇者同士に充分な間隔を確保し、アクリル板の活用など対策をとりました。 その際に、登壇者へのマスク着用を義務化するか、外して登壇してもらうかを一律でルール化することが難しく、セッションごとに臨機応変に対応しました。登壇者の一言一句を参加者がリアルに感じられるのはマスクなしの状態ですが、登壇者の所属する施設ごとの制限が様々であったため、セッションごとに都度登壇者の意向を聞きながら調整して実施しました。

[後記]

「第58回日本胆道学会学術集会」は、横浜観光コンベンション・ビューローが「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度を活用し、開催支援を行いました。横浜で安全・安心にMICE開催を行っていただけるよう、当財団では様々な支援を行っています。 詳しくは こちら

  • 催事名称 第58回日本胆道学会学術集会
  • 会期 2022年10月13日(木)、14日 (金)
  • 場所 パシフィコ横浜 会議センター
  • 主催者名 一般社団法人日本胆道学会