介護業界に貢献を。 リアル展示会とオンライン展示会で顧客満足度を高めるCareTEX One横浜

介護用品・介護食・介護テクノロジーなど介護業界の商材に特化した展示商談会「CareTEX One 横浜’21(ケアテックス・ワン)」が2021年7月13日(火)・14日(水)の2日間に横浜産貿ホール マリネリア(横浜市中区、産業貿易センター1階)で開催され、現地とオンライン合わせて約2,000人が参加しました。

 

「CareTEX One」は介護業界に関わる多くの関連商材の中から、ケアフード(軟菜・ソフト食など介護用に加工された配膳食)、介護システム、見守りシステム、介護テクノロジーに特化した展示商談会です。

今回は各地で展示会を主催し、展示会の最前線で現場を統括されているブティックス株式会社 取締役 武田学氏に「CareTEX One 横浜’21(ケアテックス・ワン)」についてお話をお伺いしました。

営業の販路が失われてしまった今だからこそ、リアル開催の展示会需要が高まってきている

2015年に介護業界最大級の展示会「CareTEX」を開催して以来、各都市で「CareTEXシリーズ」の展示会を開催しています。 介護業界の最新情報の発信の場として、また施設運営者と商材提供者の有意義な商談の場としてその規模も回を増すごとに拡大してきました。
コロナウイルス感染症の流行直後は開催を断念した時期が続きましたが、同じように介護業界全体も、コロナ禍での営業機会を失い大きな打撃を受けました。 感染症拡大防止、高齢者への感染防止のため入居者の家族も面会が出来ない状況下で、メーカーの営業担当が施設へ直接営業に行くことが叶わなくなってしまったのです。 主催のブティックス社は、独自の感染症対策ガイドラインを設けて、2020年9月から展示会を再開。都市部での大規模な展示会の開催と同時に、この「CareTEX One 横浜’21」のように商品ジャンルに特化し、各地で開催する展示会を並行して開催しています。 特に、この「CareTEX One」は、小規模ながらも各地で細やかに開催することで、各エリアの介護施設担当者が業務の合間を縫って現地に訪れることができるようになってきました。

施設入居者に快適に過ごしてもらうことがコロナ禍での介護業界の最大のコミット

施設入居者、利用者さんはコロナ禍で家族との面会もままなりません。不安や屋外活動の規制によるストレスが多い中、日々の生活で重要になるのが提供される食事やサービスの質の向上です。各地の施設運営者もその課題に対して真摯に取り組んでいて、より最新の情報や入居者に提供できる新しい商材を求めに会場へ足を運びます。 なるべく短時間で、滞在時間は短く、より効率的に商談を行うという想いを出展社へも伝え、足を運んで良かったと思ってもらえる展示会作りを心がけています。

介護食、ケアフードの展示には試食が必須。各地での実績を反映した会場レイアウト

「CareTEX One 横浜’21」では、介護テクノロジー・感染症対策・ケアフードといった大きなテーマに分かれて展示ブースが並びました。 ケアフードエリアでは、配膳サービスや介護食の展示が行われていて、そこでは試食も提供されていました。 実際に試食してみないとその商材について検討することが難しい“食”の展示。 “飲食が伴う展示会”という点は、主催の武田氏もレイアウトから運営まで細心の注意を払ったとお話されました。 出展社ブースに消毒液を設置するのはもちろん、試食の提供方法も各出展社に協力を依頼。 休憩所も兼ねた着席可能な試食エリアにはアクリル板やソーシャルディスタンスの確保など飲食時の感染対策がしっかりとおこなわれていました。

オンライン展示会プラットフォームの開設で1万以上の会員がマッチング可能に

商談展示会を実地開催することが、介護業界にとってとても重要であるということを現地の賑わいから感じましたが、ブティックス社は2020年7月にオンライン展示会プラットフォーム「CareTEX365オンライン」を開設しました。 主に一連の「CareTEX」に出展するサプライヤーがオンライン上で商材P R情報を発信することができ、介護施設事業者など従事者は、365日いつでも、どこでも、オンライン上でサプライヤーの情報にアクセスすることができます。 また、各地で開催された基調講演や専門セミナーをオンライン上で視聴することも可能。 現地まで訪れることが可能な施設担当者もいれば、人が集まる場所への移動に規制がある事業者も多いのが現状です。 施設の外に出ることなく、最新の情報や商材を知る機会がオンライン上で得られるということで、開設から1年も経たずに会員数は1万人を超え、多くの事業者が活用しているそうです。 「この展示会は介護業界にとって大切なインフラであり止めることはできない。」 武田氏はwithコロナの時代の展示会のあり方を日々追求しながら、各地での「CareTEX」の成功に引き続き尽力されています。 次回の「CareTEX One横浜」は2022年5月に開催予定。

[後記]

「CareTEX One 横浜’21(ケアテックス・ワン)」は、横浜観光コンベンション・ビューローが「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度を活用し、開催支援を行いました。 展示会の開催にあたり、感染症対策用品や新たな映像配信機器の手配など、従来の展示会開催より費用の負担が増えることがあります。開催をご検討の主催者の皆様に、横浜での展示会開催を安心して行えるよう、さまざまなご支援をしております。

 

「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度についてはこちら

  • 催事名称 CareTEX One 横浜’21(ケアテックス・ワン)
  • 会期 2021年7月13日(火)~14日(水)
  • 場所 横浜産貿ホール マリネリア
  • 主催者名 ブティックス株式会社