日本と米国で交互に開催されている専門学会「ISFA2022」が慶應義塾大学日吉キャンパスで開催されました

「ISFA2022」(International Symposium On Flexible Automation 2022) が、2022年7月3日(日)から7日(木)の5日間、慶應義塾大学日吉キャンパス(横浜市港北区)で開催されました。現地開催とライブ配信・オンデマンド配信を併用したハイブリッド形式で開催され、現地参加者は約50人、オンライン参加者はアメリカからの参加者含む116人と、盛況のうちに会期を終了しました。

大学構内の会場を利用し、急な事態にも対応できる環境で準備を進めることができた

計測、加工技術、ロボットなど広くものづくりに関わる技術「フレキシブルオートメーション」の研究発表などを行う国際会議「ISFA」は、2年に1度、日本とアメリカで交互に開催されています。 アメリカ開催年の2020年大会は、完全オンライン開催となりましたが、2018年大会(金沢)以来の日本開催となった今年は、ハイブリッド形式での開催が実現しました。 会場は、今回実行委員長を務めた青山英樹氏が慶應義塾大学の教授であることから、慶應義塾大学日吉キャンパス内の「来往舎」の会議室やカンファレンスホールが選定されました。大学構内の施設を使用することでコロナ禍による急な変更やキャンセルにも柔軟な対応が期待でき、安心して準備を進めることができたそうです。

時差による発表者の負担を軽減するため、全ての発表を事前収録のビデオ上映に

コロナ以前は現地開催のみだった「ISFA」が、コロナ禍で直面した課題は、アメリカとの時差でした。会期中のライブ配信動画をオンデマンド配信用に加工して準備することも検討しましたが、全ての発表をビデオで事前収録し、ライブ配信でもオンデマンドでも同じ内容を発表することにしました。 発表者は、発表当日ビデオ上映後に補足箇所などを口頭でショートプレゼンテーションし、参加者からの質疑応答を行ないました。ライブでの質疑応答に対応できない発表者には、事務局を介していつでもメールで質問できる環境を作りました。40年以上続く歴史があり、会員同士のコミュニケーションが日頃から盛んにとられている学会ならではの、距離と時差を感じさせないプログラム作りが行われました。

[後記]

「ISFA2022」は、横浜観光コンベンション・ビューローが「安全・安心な横浜MICE開催支援助成金」制度を活用し、開催支援を行いました。横浜で安全・安心にMICE開催を行っていただけるよう、当財団では様々な支援を行っています。 詳しくは こちら

  • 催事名称 ISFA2022 (International Symposium On Flexible Automation 2022)
  • 会期 2022年7月3日(日)〜7日 (木)
  • 場所 慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎
  • 主催者名 アメリカ機械学会(ASME)、一般社団法人システム制御情報学会