「第27回日本心不全学会学術集会」開催レポート

「第27回日本心不全学会学術集会」が、2023年10月6日(金)から8日(日)の3日間、パシフィコ横浜ノースにて開催されました。およそ3,600人(内海外6か国45名)の方が会場に集い盛会に終了しました。

受け継がれる建学の精神「病気を診ずして病人を診よ」

今回の「第27回日本心不全学会学術集会」のテーマには” 臓器連関 全身から診る心不全 ”が掲げられました。このテーマには、会長を務めた吉村道博氏(東京慈恵会医科大学 内科学講座 循環器内科)が在籍する慈恵医大の“建学の精神「病気を診ずして病人を診よ」”が受け継がれています。“建学の精神“は病んでいる「臓器」のみを診るのではなく、病に苦しむ人に向き合い、その人そのものを診ることの大切さを表しています。本学会においても、心不全をより深く理解するには、心筋細胞を分子レベルで細かく見ていくことも大切だが、一歩引いて全身から心臓を診るということが必要になるという想いが込められました。他領域の先生方の講演や元日本サッカー代表の岡田武史氏の講演など、今までにない多職種・他領域にわたる交流の場が設けられ、会場には大いに賑わいました。

趣向を凝らした参加へのおもてなし

本会議の海外招聘者へのおもてなしとして、横浜ロイヤルパークホテルで食事会が開かれました。さらに全体の懇親会を実施しない代わりに、参加記念特典として、参加者全員にレザーカードケースとハンドクリームが配布されました。また、展示会場には、学会会期中の忙しい合間にも横浜のお土産が購入できるようお土産コーナーが設置され、開催地ならではの名産に触れられることから、参加者から好評でした。

  • 催事名称 第27回日本心不全学会学術集会
  • 会期 2023年10月6日(金)〜8日 (日)
  • 場所 パシフィコ横浜ノース
  • 主催者名 第27回日本心不全学会学術集会(大会事務局:東京慈恵会医科大学 内科学講座 循環器内科)